• 絵本専門士

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    絵本専門士とは

    絵本専門士について

    絵本専門士とは、絵本に関する高度な知識、技能及び感性を備えた絵本の専門家です。


    今日、子供の読書活動を充実させることが喫緊の課題であり、その実現にあたっては、読書に関する専門的知識や実践力を持った指導者を養成し、その指導者が学校、家庭、地域において様々な読書活動を支援することが大切です。
    特に子供たちにとって絵本は、言語力、感性、文脈理解力、物事の理解力を驚くほど発達させ、豊かな人格形成をもたらすものとして、また、大人になっても新たな世界を発見、体感できるものとして、極めて重要です。
    そのため、2012年(平成24年)10月に有識者による絵本に係る専門家の養成に関する検討会を立ち上げ、検討を重ねた結果、子供たちの健やかな成長を促す絵本の可能性やその活用法を、学校や家庭のみならず地域社会全般に普及させるとともに、実際に絵本の読み聞かせやワークショップをはじめ子供たちの読書活動の推進に携わる、絵本の専門家(絵本専門士)を養成する必要があることから、創設された制度です。


    絵本専門士の役割は、読み聞かせやおはなし会、ワークショップなど実際に本を使って行う取組み、絵本に関する知識をもって行う指導・助言、絵本に関する自らのネットワークを活かした人的・物的ネットワークなど幅広く、活動の場所も幼稚園や学校から図書館、医療機関まで様々です。


    絵本の専門家として、絵本から子供や大人たちの心を豊かにしたいと思う方々の受講をお待ちしております。

     
     

    絵本専門士養成講座

    絵本専門士養成講座について

    • (絵本専門士養成講座の様子)
    • 本養成講座は、絵本専門士となるために必要な3つの領域(「知識を深める」「技能を高める」「感性を磨く」)を身に付けるための講座です。講座は、30コマの授業(1コマあたり90~120分)と修了課題により構成されます。
      授業は、絵本や子供に関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、絵本の創作や編集に要する豊かな感性等をバランスよく修得できるような内容となっています。
      また、絵本に関わる多様な領域の専門家や実践家を講師として招き、講義、演習等の様々な形態で実施するとともに、1クラスあたり約35名の定員として、きめ細かい指導を行うことを特長としています。


    さらに、各授業における理解を深めるため、授業前後に発展的な課題に取り組んだり、絵本専門士となった後の活動をイメージして学ぶことができるようなディスカッションを行ったりすることとしています。
    なお、絵本専門士の称号を得るためには、30コマの授業において一定の成績を修めるとともに、全授業終了時の修了課題において絵本専門士として必要な資質・能力を満たしていると評価されることが必要です。これらの要件を満たし、絵本専門士委員会によって絵本専門士として認定された場合、認定証が交付されるとともに、名簿が登録され、絵本専門士のホームページにおいて氏名等が公開されます。

    受講するには

    絵本専門士養成講座は、絵本に関する一定の知識や経験を備えた方を対象としています。受講資格を満たし、受講者選考に通った方が絵本専門士養成講座を受講することができます。


    ●子供や絵本に関連する資格を有する者
      例)1.司書、司書補の資格を有する者    2.保育士の資格を有する者
        3.幼稚園教諭の資格を有する者     4.小学校教諭の資格を有する者

    ●絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
      例)1.図書館職員としての実務経験を有する者  2.保育士としての実務経験を有する者
        3.幼稚園教諭としての実務経験を有する者  4.小学校教諭としての実務経験を有する者
        5.福祉施設職員としての実務経験を有する者
        6.絵本や児童文学の出版・販売の実務経験を有する者
        7.絵本や児童文学の編集の実務経験を有する者

    ●絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
      例)1.絵本の読み語り活動の経験を有する者
        2.絵本に関するワークショップの実務経験を有する者

    ●絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者
      例)大学院において児童文学の研究実績を有する者   等

    カリキュラム

    絵本専門士養成講座では、絵本や子供に関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、豊かな感性等、絵本専門士として必要な能力等を修得し得る内容のカリキュラムを用意しています。授業時間は50時間程度、授業形態は講義、演習等様々であり、講師は絵本の専門家や実践家が担当します。なお、授業は国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)において行います。

    国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)へのアクセス
    修了課題

    絵本専門士に必要な資質・能力を備えているかどうかを測るため、全授業終了後に課題が課せられます。


    令和6年度絵本専門士養成講座(第11期)

    【令和6年度絵本専門士養成講座(第11期)】
    翌年度の講座に向けた募集を終了いたしました。
    ご応募いただきありがとうございました。

    選考結果発表1次選考結果
    2次選考(最終決定)…5月中旬
    ※1次選考、2次選考ともに本ページにて発表します。

    令和6年度(第11期)絵本専門士リーフレット

    応募資格

    絵本専門士養成講座は、絵本に関する専門家を養成することを目的とするため、絵本に関する一定の知識及び実践経験を有されている方(下記4つのうち、いずれか)を対象としています。受講資格を満たし、受講者選考を通った方が絵本専門士養成講座を受講することができます。

    ●子供や絵本に関連する資格を有する者
      例)1.司書、司書補の資格を有する者    2.保育士の資格を有する者
        3.幼稚園教諭の資格を有する者     4.小学校教諭の資格を有する者

    ●絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
      例)1.図書館職員としての実務経験を有する者  2.保育士としての実務経験を有する者
        3.幼稚園教諭としての実務経験を有する者  4.小学校教諭としての実務経験を有する者
        5.福祉施設職員としての実務経験を有する者
        6.絵本や児童文学の出版・販売の実務経験を有する者
        7.絵本や児童文学の編集の実務経験を有する者

    ●絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
      例)1.絵本の読み語り活動の経験を有する者
        2.絵本に関するワークショップの実務経験を有する者

    ●絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者
      例)大学院において児童文学の研究実績を有する者

    講座開講日

    【令和6年度絵本専門士養成講座(第11期)実施日程】
    第1回:令和6年6月15日(土)・6月16日(日)
    第2回:令和6年8月17日(土)・8月18日(日)
    第3回:令和6年10月19日(土)・10月20日(日)
    第4回:令和6年12月7日(土)・12月8日(日)
    第5回:令和7年1月18日(土)・1月19日(日)

    受講料

    80,000円(税込) ※材料費が別途発生する講義があります。受講にかかる交通費等は各自でご負担ください。

    受講定員

    70名(35名/2クラス) ※クラスの選択はできません。

    実施場所

    国立オリンピック記念青少年総合センター (東京都渋谷区代々木神園町3-1)

    絵本専門士への依頼

    絵本専門士への依頼

    絵本専門士養成制度は、2014年(平成26年)に絵本に係る有識者からなる絵本専門士委員会により創設された制度であり、国立青少年教育振興機構が実施する絵本専門士養成講座を修了した方たちが、絵本専門士として全国各地で活躍しております。

    絵本専門士は、絵本の読み聞かせやおはなし会、ワークショップの企画・実施はもちろんのこと、研修会の講師や読み手への指導・助言など、絵本に関する高度な能力を備えた者です。

    子供たちの読書活動の推進を図るため、当該団体・グループが主催するイベントの趣旨やニーズに合った絵本専門士がご協力することも可能ですので、依頼を検討される場合はご一報いただければと思います。
    絵本専門士へのご依頼を希望される場合は、下記リンクより絵本専門士派遣申請書をご提出ください。


    ※申請書については、派遣する絵本専門士の決定並びに講義の準備等に時間を要しますので、実施日程まで2ヶ月程度の十分な日数を確保し、ご提出ください。
    ※絵本専門士の派遣にあたり、申請書を確認後、イベント等の内容の詳細についてお問い合わせさせていただきます。依頼内容によっては、ご希望に添いかねる場合がございますので、ご了承ください。


    絵本専門士の活動

    絵本専門士としての活躍の場は、絵本を常時取り扱う図書館から、子供が集う幼稚園や小学校、治療の一環として絵本を扱う医療機関など多様です。求められる役割もまた様々であり、読み聞かせやおはなし会、ワークショップなど実際に本を使って行う取組、絵本に関する知識をもって行う指導・助言、絵本の可能性をさらに探究するための研究、絵本に関する自らネットワークを活かした人的・物的コーディネートやワークショップの企画・運営など、多岐に渡ります。
    絵本に対する理解促進、読書活動の推進等のため、それぞれの絵本専門士が全国各地で自らのかたちで活躍することが期待されています。

    お問い合わせ先 絵本専門士委員会事務局
    (国立青少年教育振興機構教育事業部事業企画課)
    TEL:03-6407-7714
    FAX:03-6407-7699
    MAIL:ehon-senmonshi■niye.go.jp
    ※メール送付の際は、■ を@に変えてください。