
(絵本専門士養成講座の様子)
|
本養成講座は、絵本専門士となるために必要な3つの領域(「知識を深める」「技能を高める」「感性を磨く」)を身に付けるための講座です。講座は、30コマの授業(1コマあたり90~120分)と修了課題により構成されます。
授業は、絵本や子供に関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、絵本の創作や編集に要する豊かな感性等をバランスよく修得できるような内容となっています。
また、絵本に関わる多様な領域の専門家や実践家を講師として招き、講義、演習等の様々な形態で実施するとともに、1クラスあたり約30名の定員として、きめ細かい指導を行うことを特長としています。
さらに、各授業における理解を深めるため、授業前後に発展的な課題に取り組んだり、絵本専門士となった後の活動をイメージして学ぶことができるようなディスカッションを行ったりすることとしています。
なお、絵本専門士の称号を得るためには、30コマの授業において一定の成績を修めるとともに、全授業終了時の修了課題において絵本専門士として必要な資質・能力を満たしていると評価されることが必要です。これらの要件を満たし、絵本専門士委員会によって絵本専門士として認定された場合、認定証が交付されるとともに、名簿が登録され、絵本専門士のホームページにおいて氏名等が公開されます。
受講するには
絵本専門士養成講座は、絵本に関する一定の知識や経験を備えた方を対象としています。受講資格を満たし、受講者選考に通った方が絵本専門士養成講座を受講することができます。
●子供や絵本に関連する資格を有する者
例)1.司書、司書補の資格を有する者 2.保育士の資格を有する者
3.幼稚園教諭の資格を有する者 4.小学校教諭の資格を有する者
●絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
例)1.図書館職員としての実務経験を有する者 2.保育士としての実務経験を有する者
3.幼稚園教諭としての実務経験を有する者 4.小学校教諭としての実務経験を有する者
5.福祉施設職員としての実務経験を有する者
6.絵本や児童文学の出版・販売の実務経験を有する者
7.絵本や児童文学の編集の実務経験を有する者
●絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
例)1.絵本の読み語り活動の経験を有する者
2.絵本に関するワークショップの実務経験を有する者
●絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者
例)大学院において児童文学の研究実績を有する者 等
カリキュラム
絵本専門士養成講座では、絵本や子供に関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、豊かな感性等、絵本専門士として必要な能力等を修得し得る内容のカリキュラムを用意しています。授業時間は50時間程度、授業形態は講義、演習等様々であり、講師は絵本の専門家や実践家が担当します。なお、授業は国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)において行います。
国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)へのアクセス
修了課題
絵本専門士に必要な資質・能力を備えているかどうかを測るため、全授業終了後に課題が課せられます。
|