満点の星が見えますよ。

火星 斐太高校天文部提供
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夏は火星の大接近で、天文ブームとなりました。たくさんの人が天体望遠鏡や双眼鏡などで見たのではないでしょうか。明るい一等星はどこでも見えますが、天の川が見える場所は少なくなってきました。その原因としては、大気汚染や光害が考えられます。小さい頃に天の川を見ていた人、まだ見たことがない人、満の星を見ませんか?国立乗鞍青少年交流の家からは数え切れないほどの星を見ることができます。
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1.天の川の正体

天の川(夏の大三角)
斐太高校天文部提供
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天の川は、空を横切る雲のように見えますが、銀河系の星の集まりです。太陽系は銀河系に属しており、2000億個といわれる銀河系の星が狭い空間に集まって見えるため、明るく白い帯のように見えるのです。銀河系は、直径10万光年で厚さ1000光年という大きさです。
(1光年は、1秒で地球を7回半回る光が1年間かかって到達する距離のことです。計算してみると目もくらむばかりです。)
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2.見える時期と方向
天の川は1年中見えますが、夏は銀河系の中心方向をみているので明るく、冬は外側を見ることになるので少しうっすらとしてます。日本付近では、写真にある夏の大三角付近が一番明るく見え、冬のオリオン座のあたりが最も暗く見えます。
乗鞍青少年交流の家で観察するメリット

乗鞍青少年交流の家
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- 市街地から20km以上離れており、街灯の影響が少ない場所であり、6等星まで肉眼で見ることができます。
- 標高が1510mと高いので、空気が澄んでおりたくさんの星が観察できます。何も考えず、ただ星を眺めてみるのも素敵ですよ。
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ダウンロード用PDF
天の川の秘密(PDF/86KB)