ブナ林探検隊

はじめに

 自然林の極相林(森が長い年月の間に移り変わり、最後にいきつく林)であるブナ林について調べます。
 ブナを中心として、様々な生き物が関わり合って生きていることに気づき、生態系の巧みさや自然林の
中で生きてきた植物について調べます。
 

内容

準備する物
   ・軍手 ・ビニール袋 ・移植ごて ・ルーペ ・顕微鏡    
   ・クマすず(クマよけ用)

対象
   ・小学生

所要時間
   ・3時間~6時間

注意事項
   ・ウルシなどのかぶれやすい植物は、実物を提示しその特徴を教えて注意を促します。
   ・アブ、ハチなどの昆虫について、対処方法などを事前に伝え注意を促します。


 ブナ林を調べる  

 

1.このブナ林にはだいたい何歳位のブナが多いのかな?       

 
  ※根本からおよそ120cmの高さで直径を測ります。           
  ※直径が30cmを超えた木は、1年=5mmで計算
         します。
 

      ★例えば:直径が50cmならは

       5000mm(50cm)÷5=100

                      100年の樹齢といえます。

樹齢を測る 

 2.ブナの枝の中に、ときどきこんなものが見られます。

  ※ブナの枝なのでしょうか?

ブナの枝? 

 3.ブナ林を歩いていると、フカフカのじゅうたんの上を
    歩いているような感じがします。

   ※ブナ林の土は一体どうなっているのでしょうか?
    移植ごてで少し掘ってみましょう。

ブナ林の土を掘ってみる 

 4.「ブナ林があると洪水にならない」と言われているの
    は、フカフカのじゅうたんのおかげです。

   ※何でできているのか調べてみましょう。

   ※少しだけビニール袋に入れて持ち帰って、何が入
          っているのか詳しく調べましょう。

    ①持ち帰った土の中にどんな生き物がいるのか
              を調べる。
      ・容器の中に土を置き、少しづつ崩していく
                  と、小さな生き物が出てきます。
                  これをルーペや顕微鏡で観察します。

    ②採取した土の含水率を調べます。
      ・採取した土の重さを調べます。
      ・新聞紙などに広げ、天日干しをして乾燥さ
       せます。
      ・十分に乾燥したら、再び重さを量ります。
      ・軽くなった分の水分が含まれていたことに
                  なります。

 含水率を調べる

 まとめ

  活動のまとめとして、次のような言葉がけをするとよいでしょう。

   ・ブナの林を歩いて、どんなことを感じましたか。  
   ・土の感触はどうでしたか。
   ・太陽の光はどのくらい地面まで届いていますか(晴天時)。
   ・雨の日のブナ林は、外に比べるとどんなところが違っていますか。

おわりに

  ブナは新潟県を含む北日本の森林の極相を作る樹木です。
  極相とは、自然林が長い年月で植物の種類が入れ替わり、最後に落ち着く植物の種類です。
  藤巻山(945m)は焼く5000年前に現在の形になったといわれています。それから森林が形成され、
      現在のブナ林になったのです。
  ブナ林は人の手がほとんど入っていません。ですから、採取は必要最小限にとどめ、できるだけ
     「自然のまま」を残しておきましょう。
 

情報提供
国立妙高青少年自然の家
2014年 6月作成

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