絵手紙をはじめませんか

はじめに

 自然観察をしていても、植物の名前を覚えることができずに活動が嫌になったり、劣等感に悩まされたりする経験はよくあるものです。でも、心配はもう無用です。小さなスケッチブックを一冊用意して気に入った草木を「描いて見る」活動をすれば、楽しみがふくらみます。

 カメラやビデオもいいのですが重くてかさばるし、高価な機器の保管や操作に神経がすり減ります。その点、スケッチブックはコンパクトで扱いがいたって簡単。真っ白な画用紙に、興味関心あるものを自由気ままに描けます。

 あなたが興味関心ある対象は何ですか。そびえる山、可憐な花、駆け回る動物、それとも大空羽ばたく鳥でしょうか。(もっとも動くものは描きにくいですが)さあ、野山に出かけ「ちらっと見る」だけでなく、じっくりと描いてみましょう。

内容

1.野山に出かけよう

写真:野山

まずは、外に出て身近な自然を描きましょう。草木、木の実、山、岩など自分が感動したものを描きとりましょう。

2.興味関心のある対象物を選ぼう

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自然の中は感動が一杯。小さな事物の中にも偉大で不思議な宇宙が広がります。

3.描いて見る 見て描く

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チゴユリを描く親子

その場で描くのが一番ですが、場合によっては室内に持ち込んで描きましょう。

道具あれこれ

(1)線を描く道具

写真:線を描く道具

鉛筆1本あれば描けます。ラッションペン、筆ペンなどを使うと味のある作品に仕上がります。線は大胆に太く大きくはみ出すのも味があっていいものです。

(2)色づけする道具

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水彩絵の具がいいでしょう。

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太い筆から細い筆まであると線の使い分けができます。

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柄に水の入る筆ペンがあると、水のない場所でも彩色できます。

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必要最小限の道具は画用紙、ペン、パレット、絵の具の4点セット

   

スケッチ会

まずは、描き方の基本を学びます。
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タラの芽を描くAさん
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彩色していきましょう。
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緑色もいろんな種類があって自然の色を出すのは難しいですね。

ワラビとタラの芽
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大きく描いています。実際はタラの芽の方が大きいのですが、正確に描いたり、省略したり、誇張したり、他から取り入れたり、描きたいように描けるのが絵のよさです。

 

ギャラリー

(1)国立乗鞍青少年交流の家と笠ヶ岳

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写真風景

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スケッチ1

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スケッチ2

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スケッチから作品へ

(2)草花                   (3)山小屋

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     タチシオデ

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岳沢ヒュッテ

 

 

(4)北アルプスの山岳風景

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     槍ヶ岳と槍岳山荘

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南岳から北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルムを臨む

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涸沢カールから涸沢岳、北穂高岳を臨む

(5)子どもの作品

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子どもは単純な線を使って思いきって描いて、大胆に色づけしますから躍動感あふれる作品ができますね。

   

 

(5)郵便はがき

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便りが届けられると嬉しいものです。お礼状も絵手紙で。

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宛先に文章、裏面に絵

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絵と俳句や詩があるとさらに素敵な作品になります。

おわりに

 このように、絵手紙は発見と感動の連続です。つまり自然からより深い気づきを得られる活動プログラムなのです。

 雨が降り続いて山行ができなくなっても、スケッチのストックがあれば室内で彩色したり、便りを書いたりしてふりかえりができます。また、楽しみを独り占めすることなく、友人に親戚に季節便りとして投函してみましょう。友だちと分かち合いもできるのです。絵手紙を受け取った人がどんなに幸せになれるか想像してみて下さい。わくわくしてきませんか。

   ダウンロード用PDF

    絵手紙をはじめませんか(PDF/293KR)

情報提供

国立乗鞍青少年交流の家

2003年作成

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