ブルーシートを使ってビバーク(野宿)に挑戦!

はじめに

ブルーシートは野外でいろんな活用の仕方がありますが、ここでは、ビバークでのブルーシートの活用法を紹介します。

1. ブルーシートを使ったビバークの例

準備するもの

  • ブルーシート3.6×5.4mのサイズを2枚使っています。1枚は屋根用、もう一枚は床用です。
  • 使っているロープはPPロープとかタフロープと呼ばれている物です。(ホームセンターなどで売っています。)
  • ロープを切るためのはさみやナイフなどの刃物

写真:ビバーク

  いくつか写真を見ながら紹介していきます。(写真提供:静岡県キャンプカウンセラー協会) この写真はある山腹の林の中でのビバークしているところの写真です。 10人弱でのグループでのビバークです。あくまでも簡易テントとしてブルーシートを使ってのビバークです。雨や風をしのぎますが、風は林の中ですと比較的感じません。低く張っているのは雨や風の影響を受けにくくするためです。

図:上からみたところ

 上から見たところです。
  屋根のとんがる部分は地面と平行にしても良いでしょう。ブルーシートに対して斜めにとるとか、端の方が高くなるようにしてもいいでしょう。屋根を張ろうとする位置を決めるのは生えている木の位置にあわせた方が楽だと思います。木を無視した位置取りをするとうまくいかないようです。木は当然ランダムに生えていますから、端をロープで引っ張るときは複数本使ってブルーシートがなるべくピンとする方向に引っ張れるように調整するといいでしょう。低く張るので木でなくて石やペグなどでも良いです。
 

図:床用のブルーシートを敷く

 あとは、床用のブルーシートを敷くのですが、屋根からはみ出すと雨が入って来ますので端っこをまるめる、折るなどして少し浮かしておくだけで水が流れ込んできません。

 横から見るとこんな感じですが、このタイプが作るのが一番楽だと思います。
 

図:横からみたところ

 また、屋根の形は好みの形でいろいろ工夫できるでしょう。屋根の端をわざと余らせて引っ張れば図のように巻き込むことができ、より雨風をしのぎやすくなります。これを応用していくと出入り口をふさぐこともできます。 

図:屋根の形

 ブルーシートを1枚でつくった例です。まだ作っている途中のようです。
 ブルーシートのサイズは3.6×5.4mです。5人前後で寝るのにちょうど良いサイズだと思います。

 

         

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写真:ソロビバークの時

 これは、ソロビバークの時の写真です。 ブルーシートをまるめて端をロープでしめています。形がつつまれたキャンディのようなので、キャンディ型と呼んでいます。この中にマットや寝袋を入れて寝ます。ブルーシートのサイズは、1.8×2.7mです。このサイズが適当だと思います。これは、シュラフカバーのような使い方ですね。晴れていれば、顔だけ出して夜空や流れ星を探しながら寝ることもできます。 夜、見回りにゆくと、なんとも不気味です。

写真
 これも、ソロビバークです。
 ブルーシートを筒状にまるめて
 天井を引っ張って空間をもたせ
 ています。
 

 

 

 写真

  これは、キャンディ型の応用で
  空中で寝ようというもの。
  遊び心があっていいですね。

 

 

 

2. 便利なロープの結び方

         ブルーシートにはハトメといってロープを通して張れるように穴が4隅や端のところどころに開いています。しかし、実際にハトメを使ってロープを結んでも負担が大きいとすぐに破けてしまいます。また、ハトメは端にしかついていませんから、それ以外の所からロープで引っ張りたいときには困ってしまいます。 そこで、ブルーシートのどこからでもロープをとる時の簡単な結び方を紹介します。

この結び方は簡単なうえゆるみにくいです。巻き結びという結び方です。

写真:ゆるみにくい結び方の説明

  ブルーシートをいろいろな方向から引っ張ると、あっちは張り過ぎ、こっちはたるみ過ぎとロープの長さの調節が大変です。 そこで、ロープの長さが調節できる簡単な結び方を紹介します。

これは自在結びといいます。

写真:自在結びの説明

3. ブルーシートのメンテナンス

写真:ブルーシート洗ってます

 ブルーシートを広げたとき泥だらけだったり、湿っていたら嫌ですよね。しかし、使えばどうしても汚れたり、湿ってしまいます。 そこでブルーシートのメンテナンスですが、現場で干せれば干すのですが、天候や日程などの都合で干せない場合の方が多いでしょうから、とりあえずそのまま持ち帰り、汚れたところを拭いて、天気の良い日に干し、乾いたらきれいにたたんでまた使えるようにしておきます。私の経験上、現場でビバークの準備をするより、ブルーシートをきれいに保つための作業の方が大変なように感じます。

写真:ブルーシート干してます、寝袋も干してます

 また、教育目的で体験的にまたは挑戦的なプログラムとしてこのような活動を取り入れる場合、ブルーシートは使い捨てみたいになりがちですが、物を大切にするとか次に使うかもしれない人のことを考えて、こういう地味な作業も片づけや掃除と同様に大切な活動の一部であってほしいなと思います。

おわりに

 ビバークをしてみようとする場所についてですが、私有地であるとか、一般の人が入っては行けない場所もあります。了解を得るなり、許可をとらなければいけないところもあるでしょうから、気をつけましょう。それから、木にロープを結ぶとき大きなテンションがかかるところは木を傷めてしまう可能性があるのでクッションになるようなものを巻き、その上からロープを巻くようにしたほうがいいでしょう。
また、トイレの問題もあります。

 これらのことをクリアした上でビバークということになるでしょうが、人間が自然の中に入るということは、少なからずそこに影響を残してしまうことになるでしょう。人数が多ければなおさらのことです。そのようなことを言い出せば何もできなくなってしまいますが、そういう意識をもちつつ環境にやさしい行動を心がけたいものです。

ダウンロード用PDF

 ブルーシートを使ってビバークに挑戦!(PDF/245KB)

情報提供

国立岩手山青少年交流の家

2003年作成

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