ECOな野外炊事

はじめに

 大量に出てしまう生ゴミを、加工して肥料にし、それを畑にまけば植物の成長を助ける。まさにリサイクルです。生ゴミが大量に出ると廃棄のためのコストがかかります。環境に優しく、懐に優しい、ECOな野外炊事はいかがですか?
 ここでは、岩手山青少年交流の家が推奨している「リサイクラー」(生ゴミから肥料を作る)を利用したECOクッキングをご紹介します。

内容

準備するもの
   ・リサイクラー  ・それぞれの調理の材料

ECO炊事の対象
   ・日帰り利用の団体には、できるだけ生ゴミを出さないような調理の工夫を勧めている。
   ・基本的には、1泊2日以上の利用団体に、「生ゴミからの肥料生成」を勧める。
    

1.リサイクラーについて

リサイクラー

 リサイクラーは調理ででた生ゴミを乾燥処理し、有機質肥料に
することができます。その肥料を土によく混ぜながら埋めると、
栄養分のある良い土をつくることができます。

2.ECO炊事をやってみよう

(1)「できるだけ生ゴミを出さない」ように工夫して炊事するように呼びかける

<カレーライスを作るときの例>

 ・タマネギは、外側の皮をできるだけ薄くむく。

 ・ジャガイモは、芽の部分はきれいにとるが、皮の部分はそぎ落とすようにする。

 ・ニンジンは、よく洗ってから、落ちなかった皮の部分の汚れは、そぎ落とすようにする。


(2)リサイクラーを利用する

ECOな野外炊事1

 リサイクラー1台につき、約2.0kg(約6.0L)の生ゴミを収納する
ことが可能です。
 リサイクラーの容器がいっぱいになったら、生ゴミ入れ容器に入
れます。

 ・タマネギ、ジャガイモ、ニンジンの皮をリサイクラーに入れる。
   ※ リサイクラーの容器からあふれないように入れる。

 ・生ゴミの減量のために、タマネギの乾燥している表面の皮は、
  燃料として燃やす。

  ・バナナの皮は、はさみで切ってリサイクラーに入れる。
  ※ バナナの繊維の向きに対して垂直に、約3cm幅に切断する。
 

(3)電源をONにしてリサイクラーを回す(約6時間)。

ECOな野外炊事2

 ・電源をONにした時、リサイクラーが作動していることを確
  かめる。

(4)6時間後、リサイクラーから肥料を取り出す。

ECOな野外炊事3

 ・リサイクラーの電源が切れている(6時間タイマーを使用)の
  を確認する。

 ・リサイクラーの容器から、肥料になった生ゴミを取り出す。

  ※ 乾燥状態を確認し、まだ水分がある場合には更に3時間ほ
    ど作動させ、乾燥させる。


(5)出来上がった肥料の利用法

 野外炊事の次の日に、できあがった有機質肥料を利用団体に持ち帰ってもらいます。
 活用の仕方としては、有機肥料と土をよく混ぜ合わせプランターの土づくり、菜園等の元肥として
使ってもらうように指導します。

3.  その他のECOな野外炊事

水資源を大切にするという視点から、米のとぎ汁をとっておいて、洗い物をするときに使用します。

 ・飯合や鍋を洗う時に、とぎ汁を使って一番洗いをする。

 ・とぎ汁である程度すすが落ちてから(想像以上に汚れが落ちる)、洗剤をつけて本洗いをする。

おわりに

1.ワンポイントアドバイス

 リサイクラーで処理できるものは、一般家庭で発生する生ゴミだけです。ただし、一部硬いもの(牛・豚・鶏などの骨、アサリなどの硬い貝殻、多量の卵の殻等)は、処理容器の傷つき、穴あき、割れの原因になるので容器には入れられません。
また、お手入れとしては、処理容器を本体から取り出して、お湯、または水に浸し、スポンジで洗います。この時に、生ゴミがこびりつきやすくなるので、洗剤は使わないで洗うことが大切なポイントです。

 ECOな野外炊事を体験した利用者から、「材料を切るときに『ECO炊事』を意識すると、生ゴミを少なくできることがよくわかった。」「環境に対する見方が変わった。ECOな炊事を心がけ、家に帰っても実践してみたい。」「リサイクラーのことを家の人に話し、我が家でも買って、ECOな生活をしてみたい。」等の感想が寄せられています。

 

情報提供

国立岩手山青少年交流の家

2011年 9月作成

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