ナタの使い方・まきの割り方

はじめに

 自然の家の野外炊飯では、家庭のようにコンロなどを使って調理をするのではなく、自分たちでまきを割り、火をつけます。
 まきを割るのにはナタという道具を使います。ここではナタを使っても危険度が低く、自分たちで安全に使用できるナタの扱い方とまきの割り方をを紹介します。いつもの便利さを越えて、自分たちの力で作りあげるからこそ味わえるおいしさを感じてみてはいかがでしょうか?

内容

準備するもの

 ・ 軍手1組    ・ ナタ1本    ・ まき1束    ・ まき割り台1つ
 ・ 皮手袋(諫早青少年自然の家で貸し出しも可能です)
 

1.まきを割る前の準備

 まきを素手で持つと、ささくれが手に刺さることがあるので、必ず軍手を使用するようにします。しかし、ナタを使う方の手も軍手を付けると滑ってしまい、危険です。ナタを持つほうの手は素手で、もう片方の手は軍手を2枚重ねでつけます。右利きの方であれば、右手は素手、左手は軍手2枚になります。こうすることで、誤ってナタが手に当たってもケガが少なくなります。左利きの人は逆になります。

2.まき割り

 実際のまき割りのイメージはまきを立てて割るイメージが強いと思います。しかし、この方法では慣れていない場合は危険が伴います。以下の手順が推奨している方法です。 
 

 

(1)まきは立てずに、まき割り台の上に寝かせます。

 ★ポイント: まきに木の節(枝が生えていた目玉
        のようなもの)があると、堅くてナ
                   タの刃の方が欠けてしまうことがあ
                   ります。節の無いまきを選ぶように
                   します。

 

(2)台の上に寝かせたまきの先の真ん中にナタをやさし
    く添えまき割り台の奥のふちの部分でナタとまきを
  一緒に叩きます。

 ★ポイント1:まきを持つほうの手は必ずまきの下の
                    ほうを持つようにしましょう。
 ★ポイント2:力を入れて叩くと、ナタがまきからず
                    れてしまい危ない場面があります。
       1回でまきに食い込ませようとはせず、
                    小さな力で何度も叩くようにします。

 

(3)ナタがまきに食い込んで、手を離してもまきが落
    ちない状態になったら、ナタとまきが垂直になる
    ようにします。

 

 

(4)ナタを両手で持ち、まき割り台に叩きつけるよ
     うにします。
   割ったまきがあたらないように、近くに人がい
     ないかを確認しましょう。

 ★ポイント1:必ず両手でナタを持ちましょう。
                    まきを持って叩くと、ナタの刃の下
                    に手があることになり、大怪我をす
       るかもしれません。
 ★ポイント2:大きく力強く叩くのではなく、小さ
       な力で何度も叩くようにします。
       大きく叩くと、食い込んだまきが外
       れてしまったり、まきが割れる瞬間
       にまきが周りに飛んで当たる可能性
       があります。

 

(5)まきが割れたら成功!

 割れた・・

 

 (6)その他
・大きなまきを小さく割っていき、小さいも
   のから順に大きなまきをかまどに入れられ
   るように火をつけるための準備をしましょ
   う。
・大きなまきに直接火をつけようとしても、
   火はつきません。一番細いまきは、さいば
   しの太さくらいまで細く割るのが目標です。
   さいばしくらいの太さのまきを諫早青少年
   自然の家では「小学生のまきちゃん」と呼
   んでいます。そして、それよりも太いもの
   を「中学生のまきちゃん」、また太いのを
  「高校生のまきちゃん」、まきの束に入っ
   ているそのままの大きさのまきを「大人の
   まきさん」と呼んでいます。
・火を大きく長時間強くするには、「大人の
   まきさん」に火をつけなければいけません。
   すべての種類のまきを準備してから、火お
   こしに挑戦します。

3.ナタの扱い方についての注意点

・ 持っている時や移動の時には、振り回したり
  せず、刃を下にして持ち、周囲への安全に気
    を配って下さい。
・ 使わない時には、なたを踏んだり蹴ったりし
    ないように、右の写真のように薪割り台に刺
    して置くようにして下さい。
 ・一番いい方法は使い終わったナタは早めに片
    付けることです。 

おわりに

 いつもの生活では使わない道具を使うと、怪我をする可能性は高くなります。しかし、安全な方法で適切な指導者のもと活動をすれば、日常では感じることが出来ない気持ちを味わえる機会になるかと思います。実際に、自分の手でまきが割れた瞬間は楽しくてしょうがないでしょう。楽しくなりすぎて、まきが全部細くならないように注意しましょうね。

情報提供

国立諫早青少年自然の家

2011年 9月作成

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