ザックについて

選ぶときのポイント

  • 用途にあわせたサイズのものを
  • (できれば)背負ったとき、体に密着してぶら下がらない縦長タイプのもの

写真
ビバークを終えて今から帰ります。
重そうでしょ?

  私が小学生の頃、学校の集団宿泊訓練の時持っていった兄のお下がりの厚い茶色っぽい布地の横長のザックのことを思い出します。大学生になってキャンプを始めた頃はわざわざ新しいものを買うこともないだろうとそのザックに荷物をつめて片道14キロの道を歩いて林の中でビバークして帰ってくるというプログラムに参加したのですが、本当につらいものでした。まず、肩が痛いです。そして重いです。重いのは仕方ないにしてもほんとに痛かったです。肩に食い込んでくる感じでした。あれは耐え難いものがありました。とにかくつらかったです。

写真
見えないけどいいザック持ってます。

  2年後くらいに(2年くらいは確か我慢した)新しいザックを買い、同じプログラムを実行したのですが、防水透湿性のカッパのときと同様にびっくりしました。比べものにならないくらい楽になったのです。肩が痛くなくなりました。(少しは痛いけど、耐えるほどのことではなかった。)同じ内容の荷物が入っているはずなのに軽い。これはいったいどうしたのでしょうか。

  前の物との違いは何でしょう。縦に長いこと。肩ひもの幅が広いこと。肩ひもも背中もパットみたいになっていること。重みが下に引っ張られるというより、肩の上というか頭の後のあたりに乗っている感じになったこと。腰の所と胸の所にベルトが付いていること。密着している感じ。などあげればきりがありません。

  ポイントは、重心がちがうこと(ぶら下がるというより乗っている)と重みが分散してかかる構造になっていることです。

  ちゃんと考えて物が作られ、良くなっているのだなあと感心したものです。逆に今では、あの横長のザックを探す方が難しいでしょうし、私が大変な思いをしたときのことはほとんど解消されているものが売られていると思います。後はデザインや、ポケットがあるとかネットがあるとか物の出しやすさなどを考慮した物を買うのが良いと思います。

  ただ、子どもたちに買ってやるにはやはり高価な部類にはいると思います。小学校でのキャンプや林間学校、集団宿泊訓練のたぐいの場合、学校である程度商品を指定しているのかもしれません。実際、私たちのキャンプ(私はある任意団体に属していてそこでキャンプを企画していた)に参加してきた子どもたちも横長のタイプのものを持ってくる子も多いのですから、わざわざ新しい物を買うこともないでしょう。ただ、痛くて重たく感じるだけですから。死ぬことはありませんし、私がおすすめしているザックでなければキャンプができないわけではありません。

  後は、荷物の入れ方ですが

  • 重い物をなるべく上に入れる。
  • よく取り出す物はすぐに出せるところに。
  • 硬い物やでっぱる物を背中にあたるようにしない。
  • 濡れて困る物はビニール袋にいれる。

  ビニール袋ですが、ビニール製のフリーザーバッグとスーパーやコンビニの買い物袋と大きなゴミ袋を使い分けています。突然の雨や、川で転んでも大丈夫なようにすべてビニール袋に入れています。面倒なときは大きなゴミ袋をセットしてその中に物を入れています。ちなみにザックが濡れないようにザックカバーというものもあります。(やっぱり私は持っていません。)

  最後に、肩ひもの長さや腰や胸のベルトの長さも体に密着するような感じで調整してください。性能のよいザックを手に入れても性能を発揮できなければ意味がありません。横長のザックでも同じことが言えます。(少しは楽になる)

ダウンロード用PDF

 ザックについて(PDF/106KB)

ページの先頭へ戻る