これであなたも運送屋さん!「輸送結び」

「輸送結び」の結び方

 さて、数あるロープワークの中でも、とても実用的な結び方のひとつである『輸送結び』についても紹介しましょう。この『輸送結び』は動滑車の原理を応用しているので、少ない力で大きな力を生み出すことができるのが特徴です。複数の荷物を荷台に固定する際等に大変便利ですが、自分で引いた力以上に荷物に負荷がかかるので注意が必要です。
ここではトラックの荷崩れを防ぐことを想定して紹介しています。ロープに接触している部分の破損を防ぐために荷物には毛布をかぶせています。

準備するもの
   ・ 十分な長さのロープ         ・ 荷物の破損を防ぐための毛布 等

(16)
写真:手順1
まず、写真(16)のようにロープを持ちます。
※このとき荷物の反対側は、先に紹介した『ダブルエイトフィギュアノット』で荷台のフックに引っ掛けています。

(17)
写真:手順2
次に写真(17)のように右手で二つ折りをつくります。

(17-1)
写真:手順2-1
このとき右手で持っている部分は交差せずに二つ折りにしている状態です。(写真17-1)

(18)
写真:手順3
右手で持っている折り目の先端部分を左手で持っているロープの上から交差します(写真18)。
※交差部から飛び出た先端部分は、後で結べるように15センチ以上確保します。

(18-1)
写真:手順3-1
手で持っていない状態です。(写真18-1)

(19)
写真:手順4
写真(18)矢印のとおりに左手で持っているロープを、とび出している先端部分の上から1回絡めると写真(19)のように上下に2つの輪ができます。

※写真(19)は絡める途中の様子で、交差部分がわか りやすいようにロープを部分的に色分けしてい ます。

(20)
写真:手順5
(21)
写真:手順6
(22)
写真:手順7
できた2つの輪の先端を写真(19)矢印の方向に引っ張っていくと、写真(20)の状態になります。写真(20)のように上下2つの輪ができていれば、ここまでは正しく結べています。
次に上側にできた輪の先端をまとめて、写真(21)のように荷物にかかっているロープに結びつけます。  
写真(22)は上の輪を結びつけた状態です。

(23)
写真:手順8
写真(22)の状態から、下方向にまっすぐ伸びているロープをたぐり寄せるようにして、写真(23)矢印のように下側の輪の中に通していきます。

(24)
写真:手順9
写真(24)は通している様子です。

(25)
写真:手順10
そのまま写真(25)矢印部分を下方向に徐々に伸ばしていき、荷台のフックに引っ掛けます。

(26)
写真:手順11
ただいま引っ掛け中・・・
写真(26)のとおり荷台のフックに引っ掛けたら・・・

(27)
写真:手順12
あとは写真(27)のように端末を下方向に引っ張っていけば荷物はどんどん締まっていきます。引っ張りすぎると荷物自体を破損してしまう恐れがありますので力加減に注意しましょう!

 

 端末の処理

(28)
写真:手順1
十分に引っ張ったロープを写真(28)のようにもう一度荷台のフックにかけ・・・

(29)写真:手順2
写真(29)のようにロープを持ちます。

(30)
写真:手順3
右手で持っている部分を写真(30)のように、荷物を抑えているロープの向こう側に通し・・・

(31)
写真:手順4
写真(31)のように引っ張り出します。

(32)写真:手順5
写真(32)の状態になるまでしっかりと引っ張り、残りの部分を・・・

(33)
写真:手順6
写真(33)のように荷物を抑えているロープに結びつけていきます。
※それでも端末が長いようであればこの作業を繰り返します。

(34)
写真:手順7
ある程度の長さになったところで・・・

(35)写真:手順8
写真(35)のように残りの端末を荷台と荷物のすき間に挟みこめば・・・

(36)
写真:手順9
これであなたも運送屋さん!!

大事な荷物を運んでとこまでも行けますね?!

ダウンロード用PDF

これであなたも運送屋さん!「輸送結び」(PDF/281KB)

ページの先頭へ戻る