「カッター」って何?(応用編)

はじめに

基礎編でカッターとは、カッターの名前の由来、海軍とカッター、今どきカッターに乗ってどうするの?について説明しました。
応用編では、カッターの用語やカッターの構造と名称、国立江田島青少年交流の家のカッター研修等について説明していきます。

内容

カッター用語について

●漕手【そうしゅ】(クルー)
カッターを漕ぐ人を漕手(クルー)と言います。

●ボート番号
カッターに乗船したら、〇〇さん、△△君というふうには呼びません。何号艇何番というように、漕手(クルー)を番号で呼びます。

●予備員
ボート番号1~12番(かいが12本のカッターの場合)を漕手(クルー)といい、13番以降は予備員といいます。
 

かいの名称

●水かき(ブレード)
水をかく平になった部分を水かき(ブレード)と言います。

●きせ巻(レザー)
皮等を巻いてあり、かい座(下記 カッターの構造について「かい(櫂)座」参照)と擦れてかいが削れるのを防ぐ役割をしています。

櫂

カッターの構造について

カッターは、以下の図のような構造をしています。すべての名称を覚えるのは大変なので、国立江田島青少年交流の家で指導のときに使う名称を説明します。

●艇首(おもて),艇尾(とも)
カッターは、前・後ろとは言いません。カッターの前の部分を艇首(おもて)、後ろの部分を艇尾(とも)と言います。

●右舷(うげんorみぎげん)、左舷(さげんorひだりげん)
カッターの右側の部分を右舷、左側の部分を左舷と言います。漕手は、艇尾(とも)を向いて座ります。だから、自分の前が艇尾(とも)、自分の後ろが艇首(おもて)、自分の右側が左舷、自分の左側が右舷ということになります。
初めて乗る人は、どっちがどっちか迷う人が多いようです。

●防舷物(ぼうげんぶつ)
カッターの周りには、防舷物(ぼうげんぶつ)というものがぶら下がっています。これは、カッターが何かに衝突したり、桟橋達着したりするときのクッションの役割をします。

●足掛(ストレッチャー)
カッターの底に左右に渡してある板材を足掛(ストレッチャー)と言います。この足掛(ストレッチャー)に上からしっかり足をのせて、踏ん張って漕ぎます。

●かい(櫂)座,かい座栓
かいを備える場所をかい座と言います。かい座には栓がしてあり、この栓をかい座栓といいます。カッターに乗船したら、まず、このかい座栓を外すことから始めていきます。備える位置は、かいのきせ巻(レザー)の部分がかい座に当たるように(レザーの中心にかい座がくるように)備えます。
 

カッターの速力

1ノットは、1時間に1マイル(約1,852m)航走する速力です。
カッターは、漕手(クルー)の力量や訓練程度によるが、約3~4ノットの速さが出ます。
ということは、ちょっと頑張って歩く速さくらいということです。
 

活動場所

研修コース
【研修コース】

【半日コース】
①艇庫周辺海域
 (小学校5~6年生)         
 2km程度                       ②航路周辺海域
 (中学生)
 4~7km程度
③三高沖海域
 (高校生年齢相当以上)
 7km程度
④安渡島海域
 (高校生年齢相当以上)
 8km適度

【1日コース】
⑤似島
 (高校生年齢相当以上)   
 14km程度
⑥宮島
 (高校生年齢相当以上)   
 28km適度

 活動場所から見える島の美しさ

厳島(いつくしま)は、広島湾の最西端に位置する島です。通称は宮島と呼ばれ、安芸の宮島ともいいます。
宮城県の松島、京都府の天橋立と並んで日本三景のひとつとなっていて、海の青と松の緑が美しい島です。
江田島海域から見える宮島の姿。その姿は、観音様が横たわっている様に見えるので「寝観音」と呼ばれています。
 

寝観音
      艇庫周辺海域から見える厳島(宮島)

 

研修の風景

研修2

カッター研修1


  

                 カッター宮島

おわりに

広島湾に浮かぶ風光明媚な江田島、瀬戸内の温暖な気候と豊かな自然に恵まれた当交流の家で、カッターを体験してみませんか?
また、カッターに乗ってみたくなった人は、国立青少年教育振興機構では、今回説明した「国立江田島青少年交流の家」以外でも「国立能登青少年交流の家」 「国立若狭湾青少年自然の家」 「国立淡路青少年交流の家」 「国立吉備青少年自然の家」で体験が可能です。
直接,お問い合わせください。

夕日とカッター

 

情報提供

国立江田島青少年交流の家

2011年 7月作成

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