スノーシェルターを作ろう

はじめに

雪の中で寝てみよう!
大きなイグルーもいいけれど、1人用のシェルターはいかがですか?                                                              雪を詰めるコンテナと雪、水と少しの根気があれば自分だけのお城を作ることができます。

内容

完成図

準備するもの
  ・プラスチック製コンテナ
  ・スコップ   ・スノーソー(氷を切るためののこぎり)
  ・ペットボトルじょうろ   ・耐寒用ゴム手袋
  ・水   ・たらい

  (用意できれば)
  ・ケレン棒
  ・ランタン(懐中電灯などでも可)

  所要時間
    
・2時間
 

1.物品について

プラスチック製コンテナ 

今回は28ℓ(530×368×197
(㎜))の物を使用。
スーパーのかごでも代用できま
が、寒さで割れることがあるの
で注意しましょう。

スコップ

 

プラスチック製のスコップが軽くて
扱いやすいですが、金属製でも構
いません。

スノーソー

 スノーソー

雪のブロックを加工するときに
便利。
無い場合はのこぎりを代用する
こともできます。

 

ペットボトルじょうろペットボトルじょうろ

ペットボトルに穴をあけて作り
ます。
本物のじょうろでも可。先に水
をシャワー状に出す物をつける
と凍って水が出にくくなります。

耐寒用ゴム手袋
 耐寒用ゴム手袋

ホームセンター等に売っています。
手に入れにくい場合は、軍手の上
にゴム手袋を重ねて代用すること
もできます。

 
 

         ケレン棒
 ケレン棒
手が届かない場所の雪を削る時
や凍って固まった雪を削る時にあ
ると便利。
先が鋭いので活動前の安全指導
には特にご留意ください。

 

2.事前にチェック!

(1) 水を用意します 
   ・ 雪の状態が悪い(特にサラサラな場合)ときは特に必要です。
   ・ 水場が近くにある場所で行うか水の運搬方法について事前に検討しておきましょう。
(2)天気予報を確認します
   ・ 顔に風が当たらないように入口の向きを考えて作りましょう 。
   ・ 天気予報等である程度風向きを予想できるときは、事前に確認しておきましょう。

3.作り方

(1) 上から雪が落ちてこない、安全で平らな場所を探す(または除雪して平らな場所をつくる)。

よこたわる
 雪面に横になりコンテナを置き、
 雪のブロックが何個ぐらい必要
 か見積もりをたてます。

雪かき

雪のブロックを置く場所を平らにし
ます。
凹凸があると、上の段が積みにく
くなるので注意してください。


 

 

(2) 雪のブロックを作る。

雪スコップ
コンテナに雪を詰め、上から押さえて雪を圧縮します。
隅や端をしっかり押すのがコツです。

雪じょうろ
固まりにくい雪質の場合は、途中で水をふりかけてから圧縮します。
これを3~4回繰り返します。

削る
コンテナからはみ出している雪をきれいにそぎ落とします。

ひっくり返す
コンテナを返して地面に置き、コンテナを静かに引き上げます。

ならび 
できあがった雪のブロックは、1時間程度置いておくと締まって丈夫になります。

用意するブロックの個数はシェルターのサイズによって若干変わりますが、大人1人が入るサイズのシェルターを作るために18個使用しました。
壊れてしまうブロックも出るので20個程度作っておくとよいでしょう。

 

(3) 雪のブロックが締まって固くなっていることを確認し、1段目のブロックを置く。

つめる
できるだけすき間ができないように間を詰めて置き、中央部分(人型をとった場所)に雪が残っていれば取り除きます。

にれつ
両サイドになる部分をきれいに並べます。
今回は横長4個分を2列です

足元
足が入る奥側には縦長の雪のブロックを2つ並べて置きます。

 

(4) 2段目のブロックを置く。写真のように山形になるように合わせ、接する部分を削る。

あわせ  

 1段目のブロックが崩れないことを確認しながらゆっくりと合わせていきます。

のこ削り
接する部分をスノーソーで削り、2つのブロックが互いを支え合うようにします。

のこあわせ
ブロックを合わせた後にもう一度接合部分を切り、密着度を高めます。
上から軽く押して崩れなければ大丈夫。
しばらく置くと締まって固まります。

 

(5) (4)の工程を4回繰り返す。        (6) 2段目が載っていないブロックを少しだけ外側に開く。

ならべ
隣接するブロックとの間にすき間ができないように並べて置いていきます。

さらにならべ
写真のサイズでは4回繰り返しました。
長くする場合には、更に続けます。

入り口
残りのブロックは顔に風があたるのを防ぎます。
出入りに困らない程度に広げると、シェルターの骨組みが完成!

 

(7) 上から雪をかぶせすき間をふさぐ。

穴ふさぎブロックの継ぎ目やすき間が空いているところに雪を載せて穴をふさぎます。

密閉
手作業で継ぎ目やすき間をふさぎます。
足元の部分にも外側から雪を詰めて、中の密閉度を高めます。

シェルター完成
最後に余分な雪をそぎ落として、形を整えます。

 

画像
 完成です!!

画像                      防寒のために銀マットをしきます。
 

 
 

4.実際宿泊する際には

(1) 灯りの用意 → ランタン・ヘッドライトなどを用意します。
(2) 夜間の安全管理 → 交代で起きていて、緊急対応にあたれるようにします。(大人・職員が対応)
(3) 使用後 → 誰もいないときに人が入って事故になることがないよう、使用後はスノーソーを使って解体します。

おわりに

 ・一日置いておくとかなり頑丈になります。
 ・上記の作り方で実験をしたことろ、シェルターの上から100kg程度の負荷をかけても壊れませんでした。
 ・シェルターの中の温度は比較的暖かいです。
 ・冬用のシュラフがあればベストですが、夏用のシュラフを2枚重ねても、-10℃程度までの宿泊は可能です。

情報提供

国立日高青少年自然の家

2011年 9月作成

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