フィールド鬼ごっこ

はじめに

誰もがしたことのある遊び・・・「鬼ごっこ」。その種類は豊富で、数百種類もあると言われています。
野外フィールドや街の中で、ちょっとアレンジしたオリジナルの鬼ごっこを作ってみませんか?

内容

「鬼から逃げ切る」という基本スタンスは、変わりませんが、プラスアルファ(α )を加えることで、走るのが苦手な人でも十分に楽しめます。 

1.注意

画像

フィールドの調査および下見を行い、危険箇所をスタッフ全員が確認、把握する。
無線機や携帯電話を活用し、情報の共有化を図る。

2.基本的な考え方

平坦なグラウンド等で行う走る鬼ごっこを、野外フィールドや街の中で実施したらどうなるでしょうか?
木の根っこ、倒木、石、坂道、巣穴、崖、危険な植物や生物、自動車、通行人、道路等々・・・
そのような条件、状況、環境下で、「走って逃げる」という行為は大変危険です。
フィールドを楽しみながら、鬼ごっこの追われるドキドキ感を味わうのが「フィールド鬼ごっこ」のルールです。
ですから“走らず”、使用するフィールドを“よく観察する”、その地域を“よく知る”ことを目的とします。絶対に「走らないこと」が原則なので、グループ単位・チーム対抗で活動することができます。
鬼も走ることができません。捕まえる代わりに、デジタルカメラを使用します。鬼は各チームを追跡し、撮影します。
鬼に見つからないように、様々な課題を解いていくので、「隠れ鬼ごっこ」に近いと思います。

 3.方法例

・活動範囲の設定:
  
フィールドの地図を渡し、範囲を決めます。危険箇所や行ってはいけない場所を全員で確認します。
・得点の設定:
  
持ち点からの減点方式、または課題を解いて加点方式を導入すると対抗意識が出て、とても盛り上
  がります。
・課題等の設置:
  
下記「アレンジ例」のような“遊び”をたくさん取り入れてみましょう。
・条件の共有:
  
制限時間、集合場所、「活動中は走らない」などのルール確認を開始前に行いましょう。 
 

4.アレンジ例

写真 鬼ごっこ②

・鬼はデジタルカメラを持っていて、写真を撮られてしまったら減点
 にする。
・鬼役以外に、天使役などを配置し、写真を撮ってもらったら得点が
 増える。
・各グループにトランプを適量配付し、違うグループと遭遇したら、
 必ず1枚交換する。
 
・ポーカー形式(役作り)で得点制にしても良い。もしくは、カードに
 あらかじめ得点を設定し、最後に集計しても良い。
 例:ジョーカーは持ち点の2倍になる。すべて同じマークならば得点が3倍になる等々。

・地図にポイントを記入し、課題を設置し、その問題を解いてくる。
 例:「この木の高さは何mでしょう?」「この看板に書いてあるお店の電話番号は?」等のその場所に
   実際に行かないとわからないクイズ形式を採用したり、フィールドの写真をあらかじめ用意して
   おき、「写真と同じ風景の場所を見つけてくる。」といった宝探し的な要素を加える。
   チーム全員で「松ぼっくりを○○個拾ってくる」「落ちているゴミを○○kg以上拾ってくる」「お
   店へ入って、合計○○○円分の買い物をする。」などの課題を導入しても良いでしょう。
   観察のポイントをたくさん入れると、面白いと思います。

・追跡ゲーム型・・・指令書を作り、指示された場所へ行き、1つの問題を解くと、次に行くべき場所
 がわかる。

・(キャンプなどで)次の活動につながるように組み立てる。
 オリエンテーリングの要素を加えて、鬼から逃げながら全部のポストを回る。食材の書いてあるカー
 ドを探して、野外炊飯や調理実習に結び付ける。アイテム(活動用具)を見つけていき、次の活動の準
 備を兼ねる。

・街の協力を得て、「公民館の館長さんに話を聞く(ヒントをもらう)」などの社会科見学的要素や地域
 の方とのふれあいをテーマにする。

・犯人当て(捜査ゲーム)形式・・・参加者がスタッフを訪ねて問題を解いていく。
 例:各スタッフが配役を設定し、それぞれが「Aさんは、たしかカメラが好きと言っていた」「Bさん
   とCさんは、仲が悪い」「誰か1人は嘘の証言をしている」「犯人はDさんじゃないかな」などの
       台詞を遭遇したチームにヒント(情報)を与える。配役のあるスタッフ全員から情報を聞き出して、
       情報を整理すると真犯人がわかる、という謎解きやRPG的要素を導入する。

・走らない活動なので、雨天時に室内で行うこともできます。

・活動終了後に地図を作成したり、歩いてきた経路を記入させる記憶ゲーム。

・制限時間内にミッションをクリアしないと、鬼が増えていくなど、ドキドキ・ハラハラする条件を準
   備する。

写真 鬼ごっこ③

写真 鬼ごっこ④

  
   ※地域の特性やフィールドの特徴をふんだんに取り入れて、オリジナルの「鬼ごっこ」をぜひ作ってやって
  みましょう。
 ※街中で写真撮影する場合は、撮影時に十分注意が必要です。身分がわかるように腕章をつける等をご準備
  ください。

おわりに

「鬼ごっこ」自体に多用なアレンジを加えることもできますし、野外活動や教科学習に「鬼ごっこ的要素」を取り入れることも可能です。
子どもたちとやってみる前に、シュミレーションやプレ体験を行い、時間が適正か、場所は安全か、活動に無理がないか等を十分に確認して実施ください。

情報提供  

国立花山青少年自然の家

2011年 9月作成

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