林間立ち木取り

はじめに

 指導者のみなさんの中には、自然の中を駆け巡って遊んだ経験のある方も多いことでしょう。しかし、今の子どもたちは、そのような経験をもっていない場合が多く見られます。「自然遊び」の体験が少ない子どもたちには、まず、自然の中で遊ぶ楽しさを体感することが、自然体験活動の始まりになることでしょう。

内容

立ち木取り
 

対象・人数
  ・小学校低学年以上(簡単な結び方にすれば、幼児も可能)      

  ・10人程度(フィールドの状況によっては、何人でも可能)

適した場所
 
 ・森の中、公園など。樹木がある程度あり、藪の少ない場所
   が適当です

所要時間  
  ・30分程度

活動の進め方

(1)10人程度(偶数にする)のチームに分けます。
 
(2)チームにそれぞれ同じ数のロープを渡し、活動内容やルールの説明をします。
  ① 「これから『林間立ち木取り』というゲームを始めます。まずは、チームの中で2人ずつの組を
         作りましょう」
  ②「各チーム最初の2人が手をつないで、立っている木を探して、ロープを木に結びつけます。その
        ときに、つないでいる手は離してはいけません。空いている手を使って2人で協力してロープを木
   に結びつけてきます。」
  ③「立ち木にひもを結びつけたら、スタート地点まで戻ってきます。最後まで手はつないだままで
   す。そして、次の2人組にタッチして、同じように他の木にひもを結びつけます。そのとき、す
   でにロープが結んである立ち木には、ひもを結ぶことはできません。」
  ④「リレー形式で、次々に同じように木を探して、できるだけ早く全部のロープを結ぶことができた
   ら終了です。どのチームが一番早く戻ってこられるかな?」
  ⑤「ロープは、胸ぐらいの高さで、木の幹に結びつけましょう。枝に結びつけることはできません。
   それでは、スタートです。」
 
(3)ロープの長さが違うので、結ぶことのできる木は、ある程度決まってくることを、あらかじめ伝えて
      おきます。

 
(4)1つのチームがすべてロープを結び終わって、スタート地点に戻った時点で終了です。
 
(5)次に、同じように手をつないで、ロープを外してくる方法と他のチームのロープを探して外してくる
     方法があります。

3.留意点

(1)指導面から

   ①活動に熱中するあまり、樹木や植物を必要以上に踏み荒らさないように、自然環境への配慮を忘
    れないように指導しましょう。

   ②実施する学年によって、ロープの結び方を教え、指定する方法もあります。
    [例] 小学校低学年の場合:ちょうちょう結び    幼児の場合:かた結び
 

(2)安全面から

   ①活動場所を確保すること。林間で実施する場合は、うるし等の危険な植物がある場合は、森の中を
    歩く前に、実物を見せ、そのものに触らないように呼びかけます。また、危険な生き物(まむしな
    ど)がいないか、十分に確認しましょう。

     ②活動場所の限定をはっきりとさせておきましょう。幼児が対象の場合は、エリアに目印をつけた
        り、エリアから出ないように大人がエリア周辺に配置するなどの準備が必要です。

おわりに

 比較的シンプルな活動で、しかも運動量が多いので、グループで、その後協力しなければならないような活動がある場合に実施すれば、適切なアイスブレイクになるでしょう。また、自然体験活動の導入として、子どもたちが自然の中で体を動かし、遊ぶ楽しさを実感できればよいでしょう。

情報提供

国立立山青少年自然の家

2011年 9月作成

ページの先頭へ戻る