いざ!源流探険へ

はじめに

 この活動は、妙高青少年自然の家で行っている川を利用した活動です。
 「イワナの里」と呼ばれる、施設を流れる小さな川を、源流を目指して歩きながら、上流域の川に棲む生き物を観察したり、川の流れを五感を使って感じる活動です。この「イワナの里」ならば源流まで往復しても小学校中学年でも3時間程で行ってくることが可能です。
源流までの道のりは、川の中や岩の上を歩いたり、曲がりくねった木の幹をくぐったりと、子ども達の冒険心をかき立てます。また、「上流域の川にはどんな生き物が棲んでいるのだろう。」「川の始まり(源流)を見てみたい。」という子どもたちの知的好奇心も十分に満足させることができます。

内容

準備するもの
   ・タモ       ・バット(水生昆虫観察用)   ・ピンセット     ・ルーペ         ・温度計
   ・フイルム    ・ケース              ・虫かご       ・ミニ水槽       ・図鑑

所要時間
     ・約3時間~4時間

対象 
  ・小学校以上

1.源流探険に行く前に

・源流はどうなっているか予想し、発表し合う。(絵に表しておくと良い。)

・上流域の川にはどんな生き物が澄んでいるのか、川の周りはどんな様子かということについても予想し、発表し
  合う。

・地域の川の透明度や冷たさ、流れの音、水の臭い等を観察しておく。

2.いざ源流探険へ出発!

源流探検マップ

       

3.上流域の川と出会い、五感で川を感じよう!

はじまり

   ・ 透明度を見る

   ・ 水に手を入れて冷たさを感じる。

   ・ 川の流れの音を聞き、擬態語で表現する。

   ・ 水を手ですくって臭いをかぐ。

4.湧水地点(A地点)を観察しよう。

火砕流のがけ

   ・ 切り立った壁面の途中から水が垂れてくる様子を観察する。

   ・ 水をフイルムケースに溜め、透明度を見たり口に含んだりする。

   ・ 川の水温を測った後、壁面に温度計を挿して土の温度を測り、
    温度を比べる。

5. 広葉樹の根(B地点)を観察しよう。

木の根

   ・ 根がどこまで行っているかを観察する。

   ・ 根が岩を抱いている様子を観察する。

   ・ 土砂崩れしている所(D地点)で、スギ等の針葉樹の根の
     張り方を観察する。

6.サワグルミの木(C地点)を観察しよう。

サワグルミ

   ・ 2本組と4本組に並んで真っ直ぐに伸びるサワグルミの木
    を観察する。

   ・ 周囲の木と比較して何故川の周りにこの木が集まってい
    るのかを考える。

   ・ 川に実を落として下流で繁殖するため、川の近くに多く見
    られることを知る。

7. 川の始まりについて考えよう。

ポットホール

   ・ E地点の最後の淵の道を挟んだ向こう側には水が流れて
    いないことを確認する。

   ・ E地点の最後の淵の底の方から水が湧き出している様子
    を観察する。

   ・ 川の始まりがどこかを考える。

「イワナの里」で観察できる水に棲む生き物

いわな
イワナ

かげろう
カゲロウ

とびげら
カワゲラ

さわがに
サワガニ

8.探検で感じたことを話し合おう。 

・ 地域の川と比較しながら、どんな川になってほしいか話し合います。
・ きれいな川を守るためには、どうしたらよいかを森のはたらきに目を向けながら考えます。
 

おわりに

  上信越高原国立公園内の妙高山(2,454m)の山麓(約600m)にある妙高青少年自然の家では、自然体験活動を通して子ども達の心と身体の健やかな成長を目的としています。
 

情報提供

国立妙高青少年自然の家

2011年 9月作成

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