熱中症を予防する

はじめに

日かげ


みなさん熱中症対策はしていますか?
正しく水分補給をしていますか?
ここ数年猛暑が続いており、体温を超える気温の日も珍しく
ありません。
正しい水分の取り方を学んで、熱中症を予防しましょう。

内容

1.熱中症とは?

熱中症1

一言に熱中症といっても、その病態から4つに大きく分類さ
れます。   

 ① 熱けいれん
   大量の発汗があり、水のみを補給した場合に血管の
   塩分濃度が低下して起こるもので、筋の興奮性が亢
   進して、四肢や腹筋の痙けいれんと筋肉痛が起こる。
 ② 熱疲労
   脱水によるもので、全身倦怠感、脱力感、めまい、吐
   き気、嘔吐、頭痛などの症状が起こる。
   体温の上昇は顕著ではない。
 ③ 熱失神
   皮膚血管が拡張してめまいや一過性の意識消失を起
   こす。
 ④ 熱射病(日射病  いずれも体温が上昇して体の体
   温調整機能が失われたり、炎天下の中で長時間運
   動して汗を多量にかき水分がなくなったりしたときに
   起こります。     

      「熱中症を予防しよう―知って防ごう熱中症―」(平成23年2月改訂)
(独立行政法人日本スポーツセンター振興センター)より出典

 

いずれも体温が上昇して体の体温調整機能が失われたり、炎天下の中で長時間運動して汗を多量にかき水分が
なくなったりしたときに起こります。
 

2.正しい水分補給は?


人間の体の約60%は水分です。

人間にとって最も大切なものが水分だと言っても過言ではありません。 

画像

 

(1) こまめな水分補給が大切です。

水分補給

 人間は軽い脱水状態のときにはのどの渇きを感じません。
そこで、のどが乾く前から水分補給しておくことが大切です。
15分~20分おきに200ml程度の水分をとると体温の急上昇
を抑えられることがわかっています。

 現在は、少年団のサッカーの試合などでもハーフタイムに限
らず、前半後半の途中でも水分をとるようにしているようです。
活動時には、常に水分を補給できる準備をあらかじめしておき
ましょう。
 

(2) 長時間の活動では、水だけでなく塩分も必要です。

 長時間の活動では、たくさん汗をかきますが、汗をかくと水分が失われるだけでなく塩分も失われます。運動しているときに自分の皮膚をなめてみると塩辛いのがわかるでしょう。そのような状態で水分だけをとると、血液の塩分濃度が下がり、非常に危険です。スポーツドリンクなどの塩分と糖分が入っているものの補給を心がけましょう


トレイルランニング(山を走るスポーツ)などをする
人は、レースでは完走までに10時間以上かかる
場合も少なくありません。
その場合は、ハイドレーションシステムというザッ
クの中に水分補給用のホース付きの水筒のよう
なものを装備し、走りながら常に水分補給できる
状態にしておきます。
 

       

ハイドレーションシステム

ハイドレーションシステム

前

前から見たところ

後

後ろから見たところ


また、塩分補給のために、梅干しを持参し、1時間に
1粒くらいを目安に食べながら走ります。
脱水症の改善のためには、食塩、クエン酸ナトリウ
ム、塩化カリウム、ブドウ糖が必要です。
その中で梅干しは、食塩、クエン酸ナトリウム、塩化
カリウムを全部含んでいます。梅干しは昔から日本
人の知恵そのものです。
暑い時期にこそ、進んで梅干しをとりましょう。
梅干し

 

おわりに

いかがでしたか?
屋外の活動時だけでなく、屋内でも上手に水分補給することが大切なことがわかったと思います。
熱中症を予防しながら、安全に楽しく暑い季節を乗り切りましょう。
 

情報提供

国立那須甲子青少年自然の家

2011年 9月作成

ページの先頭へ戻る