森を育てる ~「間伐」ってなに?~

はじめに

おじいさんと子どもに森のお話をしています。

 じ 「森は生きていることを知っているかい?森を生かすために木を切っているのだよ。」
 子 「森の中にある切り株や落ちている木の事?」
 じ 「そう。間伐(かんばつ)というのだよ。間伐することで木と木の間に太陽の光を入れたり、下草を増やして動物
   が住むことができるようになるんだよ。」
 子 「下草が増えたり、動物が住むとどうなるの?」
 じ 「雨が降っても森が多く水を保ってくれたり、山里に動物が降りてきて農作物を荒らさないんだよ。だから森を守る
    ために切っているのだよ。それに、切った間伐材も無駄にしないんだよ。」
 子 「へぇ~。間伐材で何ができるの?」

国立曽爾青少年自然の家では、子ども体験遊びリンピックで、間伐材を利用して丸太切りの時間を競う体験競技を
行いました。

内容

準備するもの
 【丸太きり】
  ・のこぎり        ・丸太を乗せる台(なければ机や椅子)          ・軍手

 【木のコースター】
  ・切った木の輪       ・サンドペーパー       ・下書き用鉛筆        ・絵の具
  ・筆              ・シーラー(木材の染み込み防止のために塗る下処理のための塗装)
  ・ニススプレー         ・雑巾

注意  
  ・山へ入るときは山の持ち主に許可をもらおう。
  ・山の草や木は、勝手に採ったり、きずつけたりしてはいけないよ。
  ・森の中で丸太を探そう。
  ・コースターを作るときには窓を開け、ニスは外で吹きかけてね。

1.丸太を切ろう

丸2

 

  ・ 丸太を切るのは大変です。
   手のひらサイズ(10cm)くらいの太さが切りやすいよ。


 

丸3

 

  ・台を用意してね。
   台がないときは机や椅子を利用するといいよ。
   馬と呼ばれる丸太を置く台があれば切りやすいよ。

                                               馬→


 

丸4

 

  ・ のこぎりは横引きのこぎりの方が切りやすいよ。


 

丸5
 「丸太は押さえて安定させよう。」

丸6
 

丸7
   「最初は切り口を入れて。」


 


切り方

     足をかけてしっかりと切ろう

ふきだし
 

 

2.のこぎりにはいくつもの種類があるよ。大きく分けて

①縦引のこぎり
     ①縦引きのこぎり

横引きのこぎり
     ②横引きのこぎり

両刃のこぎり
      ③両刃のこぎり

3.のこぎりの上手に引くコツ

のこぎりを引く1
 力を入れるのは引くときだけ
 だよ

のこぎりを引く3
30度の角度で引くとスムーズに
引けるよ

切り方利き手を柄の下、反対の手で柄の上を軽く持とう


 

 


  ・ 目を真上に持ってきて、斜めにきらないようにね

切り方

 

4.輪切りした木をよく見てみよう。

年輪でわかることがいくつかあるよ。
 ○ 年輪は内側から1年ごとに外側に作られるんだよ。
 ○ 色の薄いところは春から夏にかけて、濃いところは秋から冬にかけて成長するところだよ。
 ○ 木の年輪で方位はわからないんだよ。森で迷ったときは磁石を利用してね。
 ○ 山の傾斜地に立っている木がまっすぐ伸びようとしたり、風の向きによってかわるからね。

丸太

 

 

5.木の輪切りを利用して木のコースターを作ってみよう。


 ① 表面を平らになるように磨く


 ② 鉛筆で下書き


 ③ 絵の具の染み込み防止の塗料を塗る


 ④ 絵の具で色塗り


 ⑤ 乾いたらニスをスプレー


 ⑥ ニスが乾いたら出来上がり

    楽しい作品がずらり!

 

おわりに

 木は日本人にとっては昔からとても関係があります。日本の古い建物や寺や神社は全て木で作られています。
 日本人は木を大切にしてきました。   丸太切りを通して木のぬくもりを感じてください。
 森は木を育て、草をはやし、実をつけます。山の森は草やこけで水を美しくします。
 草や木の実は小さな動物を増やします。小さな動物が増えると大きな動物も増え始めます。
 動物の糞や死体は草木の栄養となります。
 森を育てるために間伐します。 山は間伐をすることによって生きていきます。
 山が生きていれば山里に動物は降りて来ません。農作物や人に危害を加えません。
 家で利用している薪やクラフトの材料は間伐材を利用しています。
 木のコースターも間伐を利用して作られています。
 国立曽爾青少年自然の家では森の中で自然を感じて間伐材の大切さを学ぶことができます。
 是非! 国立曽爾青少年自然の家に来てください。

情報提供

国立曽爾青少年自然の家

2011年 9月作成

ページの先頭へ戻る