アバサー(ハリセンボン)汁を食べてみよう

はじめに

写真:アバサー

沖縄は地理的にも中国・東南アジア諸国を結ぶ十字路にあり、古代から文化の交流が盛んで、食文化については、琉球王朝時代(今から約570年前)の宮廷料理があります。さらに一般庶民は、昔から周りに輝く太陽を浴びて育った野草、薬用植物を自然の形で食生活に取り入れたり、家畜を食用としていました。特に豚肉は内臓、血液、耳、顔、足、皮にいたるまですべて使いこなし行事食などの伝統料理として、沖縄の一般的な庶民料理です。もともと食肉文化をもつ沖縄であるが、我が国で唯一亜熱帯地域にあり温暖な環境ときれいな白い海岸線とサンゴ礁、それに世界でも屈指の透明度を誇る海は「生物の宝庫」である。

沖縄の魚は色が派手であり、沖縄に住むアバサーはハリセンボンの中でもフグ毒がなく昔から沖縄の一般的な庶民料理として日常の食卓のなかで県内各地でも親しまれている。

写真
空気を吸ってないアバサー

写真
空気を吸ったアバサー
(空気を吸うとハリを出して膨張する)

ハリセンボンのことを沖縄の方言では「アバサー」と言います。アバサーは体の周囲に棘を持つ体調20cm程度の魚で、大きいものは40~50cmに成長します。

敵に襲われたり、身の危険を感じ興奮したりすると胃に大量の水を飲み込んで体を膨らませ、釣り上げられたときは空気を吸い込んで棘を立てて身を守る姿に変身します。棘を立てて膨らんでいるときは泳ぐことはせず危険が去るのを待ち、危険が去ると体内の空気や水を吐き出し、スリムな体に変身し隠れ場所を探して泳いで逃げていく愛嬌のある魚です。

 

内容

準備するもの

  • アバサー:500g(1人分)
  • 青ネギ:適量
  • 青野菜:適量
  • みそ:適量
  • 軍手、まな板、包丁

step1:さばく

(1)~(7)の写真のとおり、ハリセンボンをさばき、下準備をします。

(1)写真:手順1
口の回りに切れ目をいれる

(2)写真:手順2
ひれの回りに切れ目をいれる。

(3)写真:手順3
尾の回りに切れ目をいれる

(4)写真:手順4
口から腹、尾にかけて切れ目をいれる

(5)写真:手順5
皮をはぐ

(6)写真:手順6
体表面の皮をとる

(7)写真:手順7
皮をむいたアバサー

 


 

step2:切る

写真
3~4cmに切ったアバサーの肉、肝臓、
青ネギ、青野菜

皮をはいだアバサーの肉と肝臓を残し、食べやすいように適当に3~4cmに切っておく。(他の内臓は捨てる) 

step3:煮る

鍋に5~6カップ位の水を用意しその中へアバサーを一度に入れ強火で煮る。
アクがでるので、アクを取り除き中火にして10~20分くらい煮て、みそ、青野菜を入れ火を止める。
直前に青ネギを散らします。

step4:出来上がり

   写真
汁碗でどうぞ!

  

情報提供

国立沖縄青少年交流の家

2003年作成

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